【体験】妊娠して読んだ本でおすすめ!随時更新

【体験】妊娠して読んだ本でおすすめ!随時更新

不安になる妊娠中、読んだ本でおすすめをご紹介!ネット検索もいいけど、本で得る知識や感覚は、ネット記事には変え難いもの。もと編集&ライターで本好きの筆者が、妊娠中に実際に読んだ本を、カテゴリ別に綴ります。

妊娠・出産の知識がまとまっている本

知識を体系的に網羅した本を読むのは、日々のネットサーフィンでの情報収集よりも効率的。筆者は妊娠後に慌てて読みましたが、早く読んでおけばよかったと思いました。とは言っても、妊娠してからでもとても勉強になりますよ!

妊娠・出産がぜんぶわかる本/重見大介

産婦人科医の重見先生が著書で、病院では聞けない情報が書かれています。
マタニティ情報に疎い私には、知らなかった言葉や知識がたくさん!

例えば、
・妊娠前のケアを「プレコンセプションケア」と言う
・妊娠前に感染症と抗体を持っているかのチェックをする
・不妊治療の概要、高齢出産のほんとのところ
などなど。

妊娠初期〜産後までの基礎知識はもちろん、お産のシミュレーション、帝王切開講座、分娩後の体の状態など、産婦人科医ならではの情報が盛り込まれています。

基本的な妊娠・出産事典にプラスして知識が得られますよ。

ママとパパのはじめての妊娠・出産事典 最新版/監修:藤井知行・鮫島浩二

A4サイズのムック本。イラストや体験マンガ、出産ドキュメントなど散りばめられていて、イメージが湧きやすく、楽しい気落ちで読むことができます。

妊娠前から妊娠中のノウハウやTipsが多いのはもちろん、具体的なToDoやアイテムなどが紹介されています。

雑誌好き、マンガ好きのプレママさんに、とてもおすすめの一冊。
こういったノウハウのムック本は一冊あると重宝しますね。

初めての妊娠・出産新百科 最新!/監修:杉本充弘(たまひよ)

ベネッセのたまひよのA4サイズのムック本。妊娠超初期から産後1ヶ月までの情報が網羅されています。

巻頭のお腹の赤ちゃん実物大シートがユニーク!裏面は、ToDo付きの妊活スケジュールが掲載されています。

こちらもイラストが比較的に多めですが、各ポイントで、ToDoチェック項目があるのが便利。抜け漏れをチェックしやすいので、忙しいプレママさんの助けになりますよ。

またパパの心得を書いてある章は、パパに共有すれば、妊娠生活をより協力的に過ごすことができます。

妊娠中の気分を上げる本

妊娠中のブルーな心を晴れやかにしてくれる本も、心の栄養のために必要です!

マタニティのためのオシャレ。/大草直子

だいぶ古いものになりますが、スタイリストの大草直子さんの著書。

初めての妊娠で、知識を得ようと妊娠・出産の事典を読んでいると、ちょっぴり「大変だな」「私に乗り越えられるかな」と不安になった筆者。

そんな時にこの本をふと手に取ってみたら、心がスッと軽く、楽しくなったんです!
妊娠中のファッションについて語ってあるのですが、ファッションを通して、妊娠中を楽しんでいるのが伝わってきました。

筆者が真似しようと思ったのが以下。

・レギンス…コットンメインの光沢のないマットな素材感、くるぶしまでの九分丈を2色(ブラウン、グレーがかったネイビー/ショセット・タビオ)
・色石のピアス
・ロングシャツ…パパのメンズシャツでも。授乳中まで使える
・マキシワンピース、カフタン
・無印の野菜チップス
・トコちゃんベルト

私も真面目にプレママ生活を送るだけでなく、オシャレを楽しみながらマタニティライフを過ごそう!と思わせてくれた本です。

リアルな体験記

体験記はさまざま出ているので、何を読んでも、こういうこともあるんだと勉強になりますよね。

56歳で初めて父に、45歳で初めて母になりました/中本裕巳

高齢出産の人に元気を与えてくれる体験記。筆者は編集者のパパで、高齢ならではのリアルな内容です。

奥様は感染症から容体が悪化、救急搬送をされるなど、壮絶なマタニティ生活です。
「自分がそうなったら・・」と想像してしまい、正直、飛ばし読みしたいくらいの恐怖。
なんですが、こんなに大変な妊娠出産でも、元気に前向きに過ごしているのは尊敬の念に耐えません。

参考になったのが、役に立ったもの、あればよかったもの、使わなかったものについて。
以下は筆者の備忘録も兼ねてメモしておきます。

・ベビーベッド一式は必須 →レンタルあり&安め
・カタログギフトで頼んだ、赤ちゃん用お風呂セット、食器一式
・床の継ぎ足しフロアマット…汚れた場所だけ洗える
・トッポンチーノ…イタリア由来の楕円形のお布団
・オルゴール付きのぬいぐるみ
・バウンサーもいいけど、手動で疲れるから、電動ハイローチェアがあればもっと育児が楽 →レンタルあり
・ネットスーパー…ママ割などあるところも
・アプリ…ベビレポ(育児の共有)、ママデイズ(離乳食)
・ブックスタート

そういうふうにできている/さくらももこ

ちびまるこちゃんの作者による、ご自身の妊娠・出産体験記。
平成11年発行と古いですが、偶然、Amazonのレコメンドで出てきた文庫本です。

さくらももこさんのアニメ同様、コミカルな語り口調がとても面白い!
一気に読んでしまいました。

妊娠・出産がキレイゴトではなく、かといって悲観的でもなく、客観的に考察されています。
さくらももこさんは漫画以外に触れたことがなかったんですが、考察力というか考える力というか、面白くてすごい人なんだと今更思いました。(他の小説やエッセイも読んでみようと思ったくらい)

個人的には、手術中に「脳」「心」「魂」について考え、巻末のエッセイでビートたけしさんとその話をしているのが印象的でした。

いろいろな意味で、自分の気が楽になる、そんな体験記。おすすめです!

妊娠中の子育て

妊娠中から赤ちゃんのために何かできることはない?と考えている人におすすめです。

おなかの中から始める子育て/池川明

まずびっくりしたのが、赤ちゃんはおなかの中のことを覚えていること!
「赤ちゃんがおなかに宿ったら、絆づくりを始めよう」がなぜ推奨されているか、また自分ごとになる本です。

・おなかにいる時から話しかける
・生まれたらまず抱っこ!(カンガルーケア) →愛情を持てるようになる
・赤ちゃんはママパパを選んで生まれてきている
・ママは幸せな木本でいるのが大事 →赤ちゃんはママの感情をそっくりそのまま共有する
・苦しいという思い込みで、よりお産が苦しくなる
・赤ちゃんとの絆を深めるベビーマッサージ
・たっぷりの愛情表現…体、心の抱っこ
・反抗期が来たら子育ては成功!

へぇ〜っと思うことが多々ありますし、愛情を持つ大切さが心に響きました。
プレゼントにも向いている本だと思います。

おなかの赤ちゃんが元気に育つ食事の本

赤ちゃんのために栄養を考えた食事が大切なのはわかるけど、何をどうするのがいいの?さまざまな情報がありました!

人生で一番大事な最初の1000日の食事/クレア・ルウェリン、ヘイリー・サイラッド

このタイトルを見てドキッとしました!赤ちゃんの時期の食事は、人生を左右してしまうの?と。

本を手に取ってみると、妊娠中から2歳までの赤ちゃんの食事について、科学的根拠にもとづいたアドバイスが記載されていました。

・妊娠中は、妊婦の好みが胎児に影響する
・授乳期の、母乳とミルクについて
・赤ちゃんはDNAで食の好みが変わってくるが、好みをセットをすることは可能
・子供が食べるべきもの

などなど、その時の状況に沿って役立つ食の知識が満載。

赤ちゃんが成長する段階で、肥満になったらやだなとか、栄養不足で成長が十分でなかったらどうしようとか、そんな不安を拭えると思います。
自分の赤ちゃんがどんな好みになるかその時まで分からないですし、一冊あると安心できる本です。

赤ちゃんのための妊婦食/宗田哲男

特に血糖値が高くて困っている妊婦さんは、一度読んでみるのをおすすめしたい本。

「たんぱくリッチ」な食事で、血糖値が安定し、ムダに太らず、産後うつにもならないとのこと!
さらに赤ちゃんも、ぐずりや夜泣きなし、体と知能の発達も良好になるそう。

具体的には、糖質を控え、タンパク質をたっぷり摂ろうという内容なのですが、それによる科学的根拠や実例が説得力があります。
また、そんなにタンパク質を摂るの?、バターとか飽和脂肪酸もいいの?、と驚きました。

個人的には、他の情報も含めて、トータルで判断していくのがいいと思っています。
炭水化物ばっかり増やすのは大変と思っていたので、糖質はそこそこ、タンパク質の主菜を少なくならないようにしっかり摂る、で食事をしてみようと思いました。

妊娠中のごはん/野口真紀

2011年出版と古めですが、内容は現代でもためになるものばかり。

レシピ120のほか、妊娠の月齢ごとの体の状態、必要な栄養素やレシピが紹介されています。
またコラムにある野口さんのリアルな体験記も参考になります。

レシピは簡単に作れるのに美味しそうでおしゃれなものばかり。

出産ギリギリまで働こうとしている筆者には、誰かこういうものを作ってくれないかなと妄想するばかり(笑)ですが、趣味のスポーツができなくなったら、一発発起で頑張って作ってみようと思いました。

パパになる人に読んでほしい本

知識が必要なのは、パパになる旦那さんもです。旦那さんに向けた本もありますよ。

ダンナのための妊娠出産読本/荻田和秀

妊娠出産で知っておくべきことを簡潔に書かれている上に、リスク、また奥さんとの接し方などが書かれています。

筆者は男性の産科医さん。
ママ目線ではなくパパ目線で書かれていますが、産科医さんなだけあって、ママの状況をよく理解されていると感じました。
医師の心境も書かれてあり、ママが読んでも気づきがある本です。

他国と比較しても日本は出産環境(病院)が恵まれていること、一方でリスクも少なからずあること。
ママ側としては、体調管理とメンタル強化を意識的にしていこう!と改めて感じました。

またテンポのいい語りかけ口調なので読みやすく、筆者的にはスイスイ読めました。
これならパパも読みやすいのではと実感。
途中で紹介される、漫画「コウノドリ」も読んでみたくなりました。

肝心のパパからは、「心構えができた」「おすすめしたい」との声が口コミで多数。
我が家の夫も同意見!ぜひパパにおすすめしてみてください。

物語・小説

実用書で知識を得るのも大事ですが、物語の世界でも得られるものがありますよ!

つるかめ助産院/小川糸

本島に住んでいる主人公が、南の島の助産院で出産をする物語。
これは読んでよかった!と思いました。

海の煌めき、緑あふれる森、イキイキとした島の人。
目の前にその情景が広がってくるような描写です。

主人公は心の傷を抱えながら南の島に辿りつくのですが、島でのふれあいや時間、また妊娠による体の変化を通して、主人公の気持ちが変わり前に進んでいく。

これが、自分自身に重なり、気持ちを前向きに、軽くしてくれました。
特に情緒不安定になりやすい妊婦さんは、読んだらきっと心がすうっとすると思います。

小川糸さん自身は、この時、妊娠・出産は体験しておらず書かれていますが、たくさんの参考文献をみると、そちらも読んでみたくなりました。そんな一冊です。

妊娠中に実際に読んだ本のご紹介でした。
少しでもマタニティライフに役立つと嬉しいです!

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