月の満ち欠け・潮の満ち引きの関係|海釣りや海遊びの知識

月の満ち欠け・潮の満ち引きの関係|海釣りや海遊びの知識

海釣りやサーフィンをしていて、月の満ち欠けや海の満ち引きについて不思議に思った人へ。その不思議について解説!

月の満ち欠けはなぜ起こる?

月の満ち欠けが起こるのは、ズバリ、「月・地球・太陽の位置が変わるから」です。

私たちが住む太陽系は、太陽を中心に、地球を含む惑星が回転しながら太陽の周りを回っています。

また月も回転しながら、地球の周りを回っていて、さらに地球とともにに太陽の周りを回っています。そのため、月の見える方向が変化します。

月が地球の周りを一周する時間は、約27.3日。新月→満月→新月に戻るまで、つまり月の満ち欠けは、約29.5日です。

潮の満ち引きはなぜ起こる?

ではなぜ、潮の満ち引きが起こ流のでしょうか?
その理由は、「地球の重力と、月と太陽の引力によって、海面が引っ張られるから」。

それにより海面に起こる現象のこと「潮汐(ちょうせき)」と言います。

潮汐がかかると、月や太陽に近い側面は引っ張られ、反対側は地球の遠心力で逆方向へ引っ張られます。
すると、近い側面は、海面が引っ張られて潮位が高くなります。

また地球は1日1回自転するため、潮が満ちる満ち潮(満潮)、潮が引く引き潮(干潮)、それぞれが2回起こることになります。

大潮、小潮とは?

この潮の満ち引きの差、つまり海面の水位の変化が最も大きい日のことを「大潮(おおしお)と言います。反対に、変化が最も小さい日を「小潮(こしお)」と言います。

大潮は、太陽・月・地球が一直線に並ぶと起こる現象。

ちなみに潮位は、季節によっても変わります。

冬は日中、大きく潮が引かないので、大潮の干潮時でも潮位が高いことがあります。
反対に夏は、日中に大きく潮が動くため、干潮時間の前後でも潮位が低いことがあります。

月の満ち欠け、潮の満ち引きのまとめ

1日2回ある満潮と干潮の時間は、釣りやサーフィンの時間に影響するので、潮位表などで事前にチェックがおすすめ。

余談ですが、サーフィンをする筆者の肌感だと、冬の方が干潮でも潮位があまり下がらない日が多い気がします。(場所によって異なるかもしれませんが)

また釣りだと、大潮だとよく釣れると言われているそうです。
その理由は、潮が動く→プランクトンが動く→それを餌にしている魚が動く、だからとか。
本当かどうかはわかりませんが、潮位による自分なりの経験をためていくのも楽しいですよね。参考になると嬉しいです!

潮位表など便利なアプリもチェック!

※月と潮の関係は、国立化学博物館でも詳しく説明しています!

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