ミッドレングスを選んだ理由。サーフィン初心者に最適

ミッドレングスを選んだ理由。サーフィン初心者に最適

注目が集まっているミッドレングス、影が薄かった2016年頃に筆者はファーストボードに選びました。その理由をお話したいと思います。

立ち返ると、サーフィンスクールで立つことの楽しさを感じ、いざ、マイボードを買おう!とその時、どんなサーフボードを購入すればよいか迷うんですよね。

サーフボードは、大きいくくりでショートボード、ミッドレングス、ロングボードの3種類があります。これ、サイズ(長さ)の呼び方です。だいたいがショートかロングを選び、女子ならおしゃれでテイクオフが簡単なロングを選ぶ人が多いでしょう。

ですが筆者はミッドレングスを選びました。

そもそもミッドレングスとは?

ミッドレングスと呼ばれるサイズは、ショートボードとロングボードの中間の長さのボードを指します。昔はファンボードと呼ばれていて、今でも呼ぶ人がいます。

ファンボードって何?、単純に考えると「fun=楽しい」で、まぁそうだよねと思うのですが、これもどうやら違うようで、語源はよく分かりません。笑

ショートの人からは、扱いがイージーで初心者向けであると思われており、未だそのような目で見られるのですが、初心者がミッドレングスを選ぶ理由からすると的を得ていると思います。

ちなみにサーフィンの歴史は、簡単にいうと、ロングボード⇒ショート⇒今、の流れです。筆者も勉強中なので詳しいことは書けないのですが、ミッドレングスはロングからショートに移ったときに色々あったサイズの中のひとつとのこと。ここでは主導権は持たず、実験的な扱いでひっそりと影を潜めました。

そんなこんなで今、とくに2020年頃から、にわかなミッドレングスブームが!
筆者が思う理由は以下。

①ロングとショートのいいとこどり
②車で持ち運びしやすい、家で場所をとらないサイズ感
③年をとってショートに疲れた大人にも丁度いい
④海外のおしゃれプロサーファーが、スタイリッシュなライディングを楽しんでいる

ミッドレングスをファンボードと呼ぶ人も少なくなり、サーフィン雑誌でもミッドレングス特集が組まれるまでに。上手い人も乗るようになっています。ようやく日の目を浴びた感じです!

ロングとショートのいいとこどり

ではどういったポイントがいいとこどりなんでしょう。それはロングとショートの中間のサイズに答えがあります。

①ロングのようにテイクオフが早い
 ロングよりテイクオフはしにくいのですが、それでもショートより断然テイクオフが簡単!トロい波でもしっかりパドルして波のスピードに乗れば、スーッとテイクオフできちゃう。ロング独自のうねりから乗る、も可能です。

②ショートのような軽快な動きが可能
 サイズのある波では、ゆったりとしたターンをしながらクルージングできる。深いボトムターンからトップターン、最高に気持ちいいです。技術があれば(プロなら…)カットバックなどもできます。

③スピードが出る
 ときに斜面にレールを入れて滑走することも!ゆったりクルージングもいいですが、サイズがある波でスピードが出るのもスリリングで楽しいです。

④小波にも大波にも対応
 これ大事です。ミッドレングスはどちらも対応できるので、乗る回数が増えます。

と色々いいところがあります。いい意味でもオールインワンですね。

海外サーファーのスタイリッシュなライディング

あとこれ!スタイリッシュなライディングができるという点!
トレン・マーティン(Torren Martyn)、デヴォン・ハワード(Devon Howard)、アレックス・ノスト(Alex Knost)のライディングは心を震わせます。

初心者には夢のまた夢ですが、

・大人なので、ショートのようなアクロバティックな動きは難しい
・ロングはちょっと荷が重い…

というような、女子や大人の心に刺さります!こんなライティングをいつかは…と夢が広がります。

ミッドレングスを購入したきっかけ

と色々書きましたが、筆者は今、サーフィンを初めて4年目です。今でこそ知識が増えたし、経験によってミッドレングスのよさが分かるようになってきました。

ではサーフィン1年生で初ボードを購入する際、ミッドレングスを選んだ理由とは。
この頃は知識もありませんし、まずは以下の理由があったから。

・サーフィンスクールで乗ったスポンジボードのサイズがミッドレングスだった
・同じサイズなら、スポンジでなくても自分一人でも乗れそうと勇気をもらえた
・とにかく一人で立って、乗る回数を増やす、が目的だった
・サーフィンを続けられない可能性も考えた
・サーフィンを続けられたら、2本目にいいボードを買おうと思った

ということで初めてのサーフボードは、勢いでムラサキスポーツでTHREE WEATHERの7’2を購入。厚みも容量もたっぷりのEPSで、ファンボードに近い形でした。(これでも8万くらいといいお値段)

冬でも雪でもサーフィンしたし、なるべく週2回は海に通いました。THREE WEATHERを派手に傷をつけ、何回も修理に出しました。修理費用はたぶん合計4万円くらい…。

2年くらい経った頃ですね、THREE WEATHERを連れてバリにTripし、ボトムターンなどもできるようになり、もっと動かせるボードが欲しい!と思ったのは。
そのタイミングで、新しいボードを購入しました。短くするか長くするか迷ったのですが、少し短い7’0でスリムな形状のジミー・ハインズを中古で購入。

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ミッドレングスは長所がいっぱいありますが、唯一の難点はドルフィンスルーで、どんどん波が来るとアウトに出るのに一苦労…という点です。ロングボードにも言えることですが。
でもそれでも、初心者の筆者はミッドレングスで乗る回数が増えることで楽しいと思え、続けられたと思います。

筆者の体験談、ご参考になると嬉しいです!

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